縁を切ることが単なる学びの場 実は心を覗くと… 

別れを選んだ僕は
二人のつながった「縁」を切ったわけだけど、
しかし、この「縁」は切れたつもりだったけれど
切れなかった。

自分の気持ち、自分の意思も、自分の判断も
これも「縁」だと思っていたけれど、
これらは、相手によって変わるものだと
いうことを知った。

お互いが別々の道を歩んでいく
という選択肢は
心地よく生きて、
さらに幸せになるためのものと
思っていたんだけれど…。


縁はを結びなおし、
より強固になった感がある。

僕に対する彼女の気持ちが
以前より
より深く感じた。

それは実は僕が望んでいたことなのだ。

その望みが叶えられないから
さよならしたんだけれど、
結果的に僕の気持ちが叶えられたことになる。

ほんと不思議なものだ。

そのまま、僕の気持ちを受け入れ
何事もなく彼女は去っていくなら、
こうはならなかった。

彼女の涙が僕を震撼させた。


振り返れば
出逢いもそうだった。

彼女が自分の意思を示してくれたことから
繋がってしまった。

そのことを思い出す。


考えたら、縁を切る行為が、
二人をより近づけたということになった。


人生は不思議なものだ。

自分の決めた行為に反することが起るというのは、
その行為そのものは、心の中を覗けば、
やっぱり納得できないものだった、
というものかもしれない。

今回の件は、
ステージを上がるための
学びの場だったようである。


自分の描いたことは、
実は自分が望んでいないものだとすると、
単なる学びの場となるんだということを知った。